矯正歯科における「認定医」・「指導医」とは
意外なことですが、現在の日本の歯科医療制度のもとでは、歯科矯正学の専門教育を受けていなくても歯科医師であれば、だれでも矯正治療を施すことができます。

そこで日本国内における代表的な団体である日本矯正歯科学会は、矯正歯科医療の水準を維持し向上を図ることにより、国民に適切な医療を提供するために認定医制度を設けています。 日本矯正歯科学会は、矯正治療に関して適切かつ充分な学識と経験を有するものを「学会の認定医」としています。


● 「認定医」の資格
認定医の資格は以下の条件を満たす人に限られます。
  • 日本の歯科医師免許を持っている人
  • 引き続き5年以上の学会会員である人
  • 学会指定研修機関において必修の研修を含めて5年以上にわたり,相当の矯正歯科 臨床経験を持っている人
  • 学会の認めた刊行物に矯正歯科臨床に関連する報告を発表した人
これらの条件を満たして審査に合格し,登録した人に認定医資格証が交付されます。日本矯正歯科学会の認定医制度は平成元年より施行され、現在、日本全国で約2,500人になっています。

● 「指導医」の資格
指導医の資格は以下の条件を満たす人に限られます。
  • 12年以上の学会会員である人
  • 2年以上矯正歯科診療に専従している人
  • 認定医である人
  • 研修機関において,矯正歯科臨床に関し3年以上の教育歴及び相当の研究業績を持つ人
これらの条件を満たして審査に合格し,登録した人に指導医資格証が交付されます。現在、日本全国で約500人になっています。



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