歯科講座



歯科治療内容・虫歯

 虫歯とは

虫歯「甘いものばかりを食べていると虫歯になりやすい」と言うのは何となく解っていても、どうしてそれが虫歯の原因になるのかをはっきり知っている人は案外少ないのではないでしょうか。確かに砂糖は虫歯をつくる原因となりますが、実はそれだけでは虫歯はできません。

歯・虫歯菌・砂糖の3つの条件が揃うと、砂糖を餌とした虫歯菌が酸を作り出し、歯の表面の硬いエナメル質を溶かし始めます。これが虫歯の始まりです。現在では、この3つの条件に時間の概念がプラスされます。

虫歯で歯に穴があいてしまった場合、自然治癒は期待できません。原則として、虫歯になった部分を削って補修しなければならないのです。歯医者さんに行くと、虫歯の事を暗号の様な呼び方で状態を表現していますが、その意味が分かれば事の重大さに気づく事があるかもしれません。

状態
内容
治療回数
 C1 虫歯の始まりです。痛みはありませんが、治す必要があります。 1〜2
 C2 冷たい水や甘い物がしみるようになります。早く治しましょう 。 1〜2
 C3 Pul
(歯髄炎) 
虫歯が神経まで進んでいます。神経を抜いて根の治療が必要です。 5〜6
 C3 Per
(歯根髄炎)

根の先に病気があります。消毒を繰り返す必要があります。

7〜8
 C4 虫歯が進んで歯の頭がなくなりました。
腫れたり、痛んだりしますので早く抜きましょう。
1〜2
 P1〜3 歯石がついていると歯槽膿漏が進行。
歯石を取ったり、適切な歯ブラシが必要です。
1〜6
 P4 歯槽膿漏が進んで歯がグラグラになります。残す事は不可能です。 1〜2
 ×(欠損) 放置すると、歯並びが変化して噛み合わせが上手くいかなかったり、歯と歯の間に隙間が出来たりします。早く歯を入れましょう。
義歯の場合
ブリッジの場合

* お口や歯の病状によって、治療内容や回数は変わる事があります。




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